趣味・夢中になれること・やりたいことを見つける方法(コツ)

ランニングする人

趣味がない。
なにか夢中になれることが欲しい。
いろいろ試してみたけど、長続きしない。
どうすれば、やりたいことが見つかるの?

このような悩み・疑問に、私の実体験にもとづきお答えします。

kaho

40代の元アダルトチルドレンです。
「物事を楽しむ」概念すらない学生時代でした。
今は、衣食住など暮らしに関わること全般が好きです。

趣味を見つける6つの方法
実体験にもとづいてお伝えします。

最初に|趣味がないのは、そもそも悪いことではない

カラフルなチューリップの束

「趣味がない・夢中になれることがない」
そう思って悩むことがあるかもしれません。

SNSの普及で、他人のプライベートを知る機会が増え、心がざわつくこともあると思います。

でも、趣味がないこと自体は、そもそも悪いことではありません。
趣味があること=「幸せな人生」ではないからです。

私の母は、多くの趣味がありました。
洋裁、編み物、紙粘土など、どれも見事な腕前。
いつもなにかに熱中し、傍から見れば、とても充実した日々に見えたかもしれません。

けれど、実際の母は、自己肯定感がとても低く、孤独な人でした。

一方、義母は、これといった趣味はありません。
「今日もなにもしないうちに1日が過ぎちゃった(笑)」が口癖。

でも、義母の心はいつも穏やかです。
きっと、特別ではない日々の暮らしに感謝し、満足しているのでしょう。

つまり、 趣味があることは、幸せの絶対条件ではないと思います。
ただし、趣味をもつことのメリットはたくさんあります。

メリット:

  • 楽しい時間が増える
  • ストレス解消になる
  • 視野・世界が広がる
  • 交友関係が広がる、など

私の話ですが、学生時代、「好きなことは、ほぼゼロ」でした。
そして、「趣味(好きなこと)」が見つかるにつれ、毎日の暮らしが楽しくなりました。

ですから、趣味がある=「幸せな人生」ではないことを知ったうえで、「趣味(好きなこと)を見つける」のは、とてもよいことだと思います。

では、本題に入ります。


趣味・夢中になれること・好きなことを見つける方法

手づくりの栗きんとん
食べることが好き。手づくりならお財布にやさしくたくさん食べられる♪

趣味への期待値を下げ、「ホッとする」程度の事から始める

趣味とは、「楽しい」「ワクワクする」ものとは限りません。
なんだか「ホッとする」「リラックスできる」程度のもので充分。

そもそも、最初から楽しくてワクワクすることなんて、めったに見つからないのでは?と思います。
逆に、続けるうちに少しずつ好きになった経験が、私にはたくさんあります。

例えば、私は保育士ですが、ピアノは苦手です。
でも、必要にせまられて練習するうち、楽しくなりました。
今では、大切な趣味の1つです。

また、私は、暮らしに必要なちょっとしたDIYをします。
DIYを始めたきっかけは、市販品では欲しいものが見つからなかったり、気に入っても高すぎて買えなかったから。

ピアノ同様、必要せまられたからですが、次第にコツをつかみ、楽しくなりました。

手づくりの棚(ハンドメイドのシェルフ)

10年以上前につくった棚。

吉原理映さんのDIY雑誌に載っていた作品に一目惚し、マネをして作りました。

ですから、まずは、趣味への期待値を下げてみましょう。
「ホッとする」「なんだか無心になれるなぁ」
そんな気持ちになる瞬間を見つけたら、大切に育ててみるといいかもしれません。

自分の感情に目を向け、心地よいことに敏感になる

趣味が見つからない人のなかには、そもそも、自分のプラス感情(楽しい・心地よいなどに鈍感な人がいます。
私はこのタイプでした。

現代人は、子どものころから、すべきことに追われ、自分の感情に目を向ける暇さえありません。
また、すぐに結果が出るような、生産性を重視する生活を求められます。

そのような無味乾燥な暮らしでは、みずみずしい感情は枯れてしまうのです。
心から楽しい・心地よいと感じることに鈍感になっています。

私の若いころの話です。
アダルトチルドレンとして生きづらさを抱えていたころ。
「楽しいことは、結果を出した後にすべき」と、ストイックな生活を続けていました。

そして、猛勉強の末、第1志望の大学に合格。
しかし、いざ楽しもうと思ったとき、気づいたのです。
自分がなにをしたいのか、なにが好きかわからないことに。

ですから、私のようなタイプの方は、まずは、 自分のプラス感情に目を向けることから始めましょう。

先ほど、無味乾燥な暮らしのなかでは、みずみずしい感情は枯れてしまうと言いましたが、逆もまた然りです。

みずみずしい感情は、意識すれば育ちます。
私の体験からすると、意外に速く育ちます。

大切に芽を育てる

ベストセラー作家の五木寛之さんがこんなふうに語っています。

1章「歓ぶ(よろこぶ)」

(前略)さて、あらためて一日の中で心がキラッと光るような、よろこびの瞬間を集めようと意識してみますと、これがなかなかにむずかしいものなんですね。
 しかし、日がたつにつれて、少しずつ慣れてきました。あまり大きなよろこびだけをみつけようとするから戸惑うのだとわかってきたのです。(中略)こんなふうに、その気になってよろこぼうと身構えていますと、よろこびはおのずからやってくる感じがある。よろこびたい心の触手(しょくしゅ)を大きく広げて待ちかまえていることが大事なんですね。(後略)

出典: 五木寛之 『生きるヒント 自分の人生を愛するための12章 (角川文庫)』(角川文庫 平成6/6/25:P. 15-17)

「○○すると、リラックスするなぁ。心地よいなぁ」
そんな気持ちになれる瞬間を、積極的に探してみること。
それが、楽しみを見つける第1歩です。

空へ飛び立つ美しい鳥

衣食住など、暮らしに必要なことから趣味を見つける

手づくりのチーズケーキ
自分好みのレシピを見つけた♪

1番おすすめの方法です。
毎日必要のことなら無理なく続けられますし、趣味の時間だけでなく、暮らすこと自体が楽しくなるからです

もしかすると、「趣味」のイメージは、一般的にもっと華やかなものかもしれません。
私自身、そう思っていました。

子どもを出産する前、スキューバーダイビングにはまっていた時期があります。
「これこそ求めていた趣味だ!」と感じ、ワクワクする時間を過ごしました。
しかし、幼い子どもを連れてのダイビングは現実的ではなく、出産後はできなくなりました。

その点、衣食住など暮らしに必要なことなら、いつでも手軽に楽しめます。

「趣味」=「好きなこと」くらいのイメージで、日々の暮らしから探してみましょう。

なにか1つじゃなくていいです。
暮らしのなかで、あれもこれも少しずつ、好きなこと掘り下げてみましょう。

きっと、特別でない日々の暮らしが「小さな楽しみ」の宝庫になりますよ。

全力で探さず、とりあえずアンテナを張っておく

趣味を探してもなかなか見つからない。
そんなときは、全力で探すのをやめてみましょう。

探しには行かないけれど、「とりあえずアンテナを張っておく」くらいの気持ちで、いろいろな情報・できごとに敏感になっておくといいです。

思いが強すぎると、先入観が邪魔をして、興味の対象が狭まりがちになるもの。
少しだけ肩の力を抜いてみましょう。

友人など、周囲の人の誘いにのってみるのも手です。

私は劇団四季の「四季の会」の会員ですが、もともとは全く関心がなかったのです。
しかし、当時の上司(保育園の主任)の強いすすめで、やむを得ず(笑)見に行きました。

今では、劇団四季のミュージカルが大好きです。
頻繁に見に行けるものではないですが、大きな楽しみの1つ。

また、私は大のコーヒー好きで、ハンドドリップでコーヒーを淹れるのが日課です。
けれど、もともとは、夫が始めたこと。
おいしいコーヒーは、カフェでしか飲めないと思っていました。

こんな感じで、全力で探さなくても、案外見つかるかもしれません。

Kalita(カリタ)のダイヤミル
10年愛用のKalita(カリタ)のダイヤミル

少しでも興味があれば、とりあえずやってみる

スキューバーダイビング

「全力で探さず、とりあえずアンテナを張っておく」に通じる話です。
少しでも心が動くことがあれば、とりあえず具体的に動いてみましょう。

「以前やってみたけど、それほどだった」は、あまりあてになりません。

なぜなら、以前のあなたは、今のあなたとはちがうからです。
当時のあなたには、ピンとこなかったけれど、今のあなたにはしっくりくるかもしれません。
変わらないようにみえても、人は日々変化しているからです。

やってみて、ちがうなと感じれば、やめればいいのです。
「時間やお金をムダにしちゃうかも」なんて思うかもしれません。

けれど、試してみたこと自体は趣味にならなくても、そこで新たに得るものがあります。
それは、人との出会いだったり、別の物事との出会いです。
さらに、新しいことに挑戦してみた「新たなあなた」との出会いです。

20代のころ、夫に誘われて始めたスキューバーダイビング。

泳ぐのさえ苦手で、まして「海に潜るなんてこわい」と思いました。
けれど、きれいな南国の海に少し興味がありました。

あんなに美しい海に潜れたら、どれほど楽しいだろう。
そんな気持ちから、思いきってライセンスをとることにしました。

40代になった今でも、沖縄でのダイビングを思い出すと、楽しい気持ちになります。

今は、通信でも、手軽に趣味を始められる時代。
少しでも心が動くことがあれば、とりあえず具体的に動いてみましょう。

子どものころ好きだったことを思い出し、掘り下げる

子どものころ、好きだったことは大切なヒントです。
幼い子どもは打算がありません。

子どものころ夢中になっていたことは、あなたが本当に好きなことかも。

現在の私は、なにかを作ることが好きだと自覚しています。
幼いころを思いかえすと、やはり、折り紙や粘土遊びなどが好きでした。
成長し、やるべきことに追われるうちに、忘れていただけなのです。

手づくり(ハンドメイド)のバッグ

手芸雑誌に載っていた作品に一目惚れし、作ったバッグ。

子どもに添い寝が必要なころ、そぉーとベッドから抜け出し、ほんの少しずつ作業しました。

あなたも、子どものころを思い出してみましょう。
お絵かき、粘土、ジグソーパズル、ブロック。
ボール遊び、縄跳び、追いかけっこなど。
なにか1つくらい好きだったことはありませんか?

室内遊びが好きだったなら、インドアから探す。
外遊びが好きだったなら、ウォーキング・キャンプなどのアウトドアから探す。
そうやって、足がかりを見つけ、それを掘り下げてみてくださいね。


どうしても趣味が見つからないときは、充電中かも

イスでくつろぐ女性

いろいろ試してみたけれど、やはりどれもピンとこない。
そう感じるなら、今は趣味を探す時期ではないかもしれません。

なにかを新しく始めるには、ある程度のエネルギーが必要です。
あなたにとって、今は、エネルギーを充電する方が優先なのかも。

冒頭で触れたとおり、趣味があること=「幸せな人生」ではありません。
無理をせず、ゆったりとした過ごしませんか。

充電できたら、自然に動きたくなるものです。
気分転換になるような、ドラマや映画でも鑑賞しながら、そのときを待ってみましょう。

今の時代、動画配信サービスが充実し、とても便利ですね。

kaho

ちなみに、私はドラマ・映画も大好き。
キッチンでお料理しながら楽しむことが多いです。


最後に|私が考える「趣味の5か条」

海辺で楽しむ女性

「物事を楽しむ」という概念すらなかった私。
アダルトチルドレンとして生きづらさを抱えていたころから20年あまり。
試行錯誤の末にたどり着いた、趣味に関する5つの考えがあります。

趣味の5か条:

  1. 「好きなこと」レベルでいい
  2. 極めなくてもいい
  3. あれもこれもでいい
  4. 長続きしなくていい
  5. 将来の役に立たなくていい

現在の私は、「好きなこと」がたくさんあります。
料理、食べること、散歩、ピアノ、読書、ミュージカル・映画鑑賞、インテリア、ファッションなど。

料理の腕は普通ですし、ピアノは自分でも苦笑いしてしまうレベル。
上達すればもちろんうれしいですが、楽しむが優先なので、極めよう!という意気込みはありません

また、あれもこれもと、季節や気分に合わせて楽しんでいます。
春は散歩・庭仕事をしたくなり、秋はおしゃれやインテリアに力が入ります。

ライフステージに合わせてやれることは変化するため、長続きしないこともあります。
学生時代の海外1人旅やスキューバーダイビングは手放し、一時期好きだったランニングはドクターストップがかかりました。
リスク分散するという意味でも、「あれもこれも」は賢い選択だと感じます。

そして、楽しいのが最優先。
将来的に役立つことを視野に入れすぎると、義務感が強くなります。
せっかく楽しめていたのに、途中から宿題みたいに感じてしまい、苦痛になってしまうなんてことも。

kaho

好きなこと、なにか見つかるといいですね。
でも、見つからなくても、それもOK。